後編では、顧客管理を使って、リピーター客を増やし、さらなる単価アップを狙っていくための方法についてまとめているよ。
誕生日やクリスマス、コスプレイベントなどたくさんあるイベントにお客様に来ていただくために、まず最初にアプリのスケジュール登録にイベントのスケジュールを登録しましょう。
自分がイベントがいつ開催されるのかを知っておくことが大切です。
そして、お客様にイベントの予定を事前に伝えておきましょう。
このときのポイントは、イベントの1ヶ月前から集客です。
イベントの前日や当日に営業をかけたとしても、予定が空いているという方は少ないと思います。もっと早く知ってたら行きたかったけど、他の予定で行けないとなったらもったいないですよね。
そのためにも、早め早めにお客様にお伝えして、お客様の予定を押さえてしまいましょう。
このとき、「イベントがあるからお店に来てね❤️」 など、あからさまな営業をしないことも重要です。
「○曜日と○曜日は浴衣を着るのですが、1年に1回だけの事なので○○さんに見てもらいたいです!」 など、健気さとイベントの特別感をアピールしましょう。
他にも、イベント当日の服装の相談をするのも有効です。前もって「○○さんにだけ」と言う名目で、髪型や服装などを相談してみましょう。
相談することで、お客様もイベントへの興味がグッと湧くでしょうし、自分が相談を受けて決まった髪型や服装だという特別感を持ってイベントに来られる方もいらっしゃいます。
来店に繋がりそうな返信が来たお客様は、アプリの来店登録に登録して、イベントまでにさらに気持ちが盛り上がるように、全員に定期的にメッセージを送りましょう。
イベントまでのメッセージの丁寧なやり取りが、より多くのお客様をイベントに呼ぶことにつながります。
お客様に喜ばれるメッセージの送信や返信を心がけましょう。
出勤日数が多いと、いつどのドレスを着たかが分からなくなることってありますよね。
その時にオススメなのが、出勤時にその日に着るドレスをスマホで撮影しておくこと。
しかし、◯◯さんが来た時にどの服を着ていたか?まで覚えておくのはさらに大変です。
せっかくまた来てくれた◯◯さんに、前と同じ服と思われてももったいないですよね。
そこで、出勤時にドレスの写真を撮って、アプリに保存しておくことで、すぐに思い出すことができます。そのドレスをいつ着たかが分かれば、服被りを防げます。
そして、毎回、服や雰囲気を変えることで、お客様に新しい印象を与えられて、マンネリ化を防げるようになります。
普段ドレスの人が、和服を着てみたり、時にはセクシーなドレスを着てみたりすると、あなたの新しい一面を見せることができ、会話も弾むでしょう。
また、出勤前の同伴と出勤時で、服を変えることもおすすめです。同伴のお客様が2度楽しめるだけでなく、同伴の時だけの特別感も出せるので、また同伴したくなるかもしれません。
このように、出勤時のにその日に着るドレスや服を撮影して保存しておくだけで、お客様の満足度も上がります。出勤前は何かとやることが多いかもしれませんが、ぜひ服を撮影してみましょう。
お客様がお店に来たときは、必ず来店記録をつけるようにしましょう。
来店記録をつける際は、以下の2点も一緒にメモしておくことで、お客様の来店頻度やドリンク単価などが見えるようになっていきます。
・指名/同伴/場内指名/フリーのどの項目で席に着いたのか
・ドリンクなどの注文履歴
さらに、お客様ごとに以下のようなアプローチのかけ方が見えてきて、売上や単価アップに必要な分析ができるようになります。
・来店ご無沙汰気味の人に定期的にアプローチをかける
・ドリンクの1段階単価アップを狙ってみる
・場内指名を一度でももらった人から同伴をもらえるような工夫する
このような、お客様に対しての一つ一つの行動によって、全体の売上がアップしていくのです。指名や同伴を増やしていくために、来店記録をつけて分析をしていきましょう。
お客様と連絡先交換をした後、以下のようなケースはよくありませんか?
①お客様から連絡先を聞く
→お礼のメールを送り、お客様と何回かやりとりを重ねる
→来店になかなか繋がらず、自然とメールを送るのをやめてしまう
お客様への連絡は、毎日送り続けてこそ意味があります。
何回かやり取りを続けて、来店につながらないからと諦める人が非常に多いので、押さえておきたい部分です。
しかし、毎日送り続けるにしても、あまりに返信がないと、自分に興味がないのだろうかと悲しい気持ちになりますよね。
これについては、悲しいですが半分正解です。
興味がある人には、忙しくても連絡を取りたいと思うもの。
あなたも興味がある人からの連絡なら、遅くなってでも返しますよね。だからといって、返信がないお客様に連絡をするのはやめよう。と思うのはやめましょう。
お客様が連絡先を教えてくれた時点で、あなたは嫌われていません。むしろ「好き寄りの興味がない」という状態です。
なので、連絡をとることによって、自分自身の存在価値を示して、お客様にあなたからの連絡があるのが当たり前だと感じさせるようにしていきましょう。
そうすると、次第にお客様があなたに興味を持つようになります。
営業メールといっても中身も大切で、色々な工夫が必要ですよね。それぞれの営業方針もあるかとは思います。
ただ、これだけは間違いないと言い切れるのは 「連絡頻度が多いに越したことはない」ということです。
たくさんメールしている内に、お客様も段々と仲良くなったような気になって、メールのやりとりが楽しくなって、あなたに会いたくなっていきます。
まずは、「毎日のメールが楽しみだな」と思っていただけることを目指して、連絡先交換をしたお客様に毎日メールを送ってみましょう。
売上の順位は、だいたいのお店が1か月ごとに更新していきますよね。
でも、表の内訳には1日ずつの売上額が書いてあるお店もあるかとおもいます。その場合は、是非一日ごとの売上額をメモしてアプリに記載していきましょう。
(お店に1日ごとの売上が記載されていない場合は、ご自身で覚えている間にメモに残しておきましょう)
そうする事で、次の出勤日の際は前回の自分がライバルになります。前回よりも、より良い成績を残せるようにしていきましょう。
また、1日ごとの売上を記載することでその日ごとの大まかな給与計算できますので、前回の自分と今回の自分とではどちらの方が稼げたのかと言う確認や、他にもお店側の給料のつけ忘れなども防げますよね。
そのため、自分自身の売上管理はとても大切なことなのです。
売上管理をすることで自然と次の目標も生まれて来ます。売上の管理を初めると、今まで見えていなかったものが見えてきたりすることがあります。
例えば、
「改めて気づく、頻繁に来て下さっているお客様の存在」
「指名バックのない基本給のみの給料額」
「どれだけ指名を貰えているか」
などなどです。もちろんこれ以外にもありますが、基本給のみの日の給料・指名が少しの日の給料・指名が多かった日の給料。
この3点の金額の違いを改めて認識することで売上の重要性が見えてくるのです。
Meltyには1日ごとに売上や収入を登録することができるので活用して見てくださいね。