私が夜の業界に入ったばかりの頃、
先輩からよく言われたことがあります。
「この世界で生き残るためには、賢く、そしてしたたかでなければならない」と。
それは、ただ美しさや魅力だけではなく、
内面的な強さや知恵が必要とされることを意味していました。
そこで私は、それを身に着けるための方法を学びました。
この「したたかさ」を当初から意識してやっていたことが、
夜職をやっていた時もそうですし、
現在に至ってまでとても役立っているので
ぜひあなたにも伝えたいと思います。
早速ですが、したたかさを
身につけるための3つのポイントをお伝えします。
**1. 目標と期限を決める**
この業界にいる間、
私は何を目指しているのか?
それは資金を貯めることなのか、
あるいは人脈を広げることなのか。
それを明確にし、
そしてそれに対する期限を設けることで、
日々の行動に意義を持たせ、焦点を絞り込むことができます。
私自身、最初は単に「稼ぐ」ことを目的としていましたが、
ある時期からは「3年以内に独立する」
という具体的な目標を掲げ、そのための努力を始めました。
この世界はダラダラやっていると
何も生まれないし、何も残りません。
目標がないと無駄なことに時間もお金も浪費するので、
夜職を辞めることになった時に、
お金はすっからかんで、ブランドものだけが
虚しく残ってしまった…なんてことがよくあります。
**2. 本当にバカなのか、わざとバカしてるのかを意識する**
この業界にはさまざまなお客様が訪れます。
中には、
私たちを見下そうとする人も少なくありません。
しかし、そのような状況でも、
自分が本当に知らないことと、わざと知らないふりをしていることの違いを
理解することが大切です。
これにより、プライドを守りながら、
自分のペースで接客することが可能となります。
例えば、前回お伝えした痛客に対しても
わざと知らないふりをしたり、気づかないふりをすることで
事前に面倒なことから避けることができます。
逆に、本当に無知や気が回っていなくて
失敗したことについては真摯に向き合いましょう。
自分から迷惑をかけた人に対して
素直に謝ることも大事です。
そうすることで、人間的にも成長します。
人間的に成長することで、より高次元の方と付き合えるようになり、
結果的に太客が増え、売上も上がります。
**3. 目標達成した時のことを想像する**
20年後、30年後と
遠い未来のことを考えるのは難しいことかもしれません。
しかし、夜職は大体3年前後で辞められる方がほとんどなので、
割と近い将来の目標を設定することができます。
さらに、自分が目標を達成した時の姿を想像することで、
その実現に向けたモチベーションを保つことができます。
私は、独立した後の自分を想像し、
そのための行動計画を立てることで、
多くの困難を乗り越える原動力としてきました。
どれだけ顧客管理やノウハウを
磨いても、嫌な気分にさせられることはたくさんあります。
お客様だけでなく、同僚の嫌がらせや体調不良など…。
しかし、目標達成のために
「昨日の自分を超えて頑張る!」
ということを毎日続けていると
多少の辛いことも気にならなくなり、
3年後には最高の自分に進化しています。
ぜひあなたの目標を設定し、
よければこのLINEで目標を聞かせてください。
目標はより一人でも多くの人に
具体的に公言すると実現に近づくと言われています。
「お店でNo.1になる」
「1年後に300万円貯める」
「3年後に独立して美容事業を始める」
なんでもいいです。
もし、あなたの周りに目標を公言する人が
少ないのであれば、まずは私に伝えてみてください。
伝えることでそれに向けたエネルギーが
どんどん大きくなりますよ。