みなさまは、アルバイトや雇用という形で1つのお店に勤務している方が多いと思います。しかし、最近、夜の世界にも「派遣」と言う雇用形態がある事はご存知ですか?
今までは、雇い先のお店に直接面接に行って働き始めると言う流れが一般的でした。これを夜の世界では「在籍」と呼びます。
でも、今は派遣会社に登録して そこからの紹介でお店に行く。と言う働き方があります。これを「派遣」と呼ぶのです。要するにお店 対 自分ではなく、お店対派遣会社で、その先に自分がいると言う感じです。
では、派遣と在籍では何が違うのでしょうか?
何か働き方に違いがあるのか?
時給の違いは?
いつから働けるの?
どちらがオススメ?
そう言った疑問をそれぞれのメリット・デメリットに分けながらまとめました。
1つのお店で勤務する在籍とは
在籍は上でも書いたように、雇い先のお店に直接面接に行って働く、というもの。
自分自身にあったお店を選び、1つのお店に長く勤めます。在籍のメリットとデメリットを見てきたいと思います。
在籍のメリット①:頑張った分だけ給料が上がる
在籍の場合、時給+バックか売上の何割かを折半するなどの色々な給与形態に分かれます。でも、どんな形態であっても共通しているのは、頑張った分だけお給料が上がるという事です。
自分の努力の分だけ報酬となって返ってくるので、モチベーションは保ちやすくなるのです。
在籍のメリット②:仕事に対してのプロ意識が持てる
全ての職業に共通して、自分の仕事に誇りを持てることはとても大切な事です。この業界に籍を置き、身だしなみを整えて、自分の時間を商品として売り出していきます。
そして、その時間を買ってくれる人が現れてこそ、始めて利益へと繋がります。
ただこれは、並大抵の努力ではいけません。
仕事が休みの日でもお客様と連絡をとって、顧客管理をして、お客様の事をもっと研究して、自分の身だしなみのアップデートも行っていきます。
そうした努力があってこそ、自分に自信が持てていきます。
そうすることで、遊びではなくきちんと「仕事」でしているのだと自覚を持っていくのです。もちろん、接客業として精一杯勤めたことは今後の社会生活にも生かされるでしょう。
在籍のメリット③:様々な人と知り合うことで人間として成長できる
成長とは、もちろんホステスとしてもそうですが、人間としても徐々に成長していきます。
本来、関わるはずのない方達と接触する事で、話術であったり、人を喜ばせられるポイント、異性からの誘いの交わし方、また同伴などでフレンチや懐石料理を食べに連れて行って頂く事で、お食事のマナーなどなど。
あげ始めたらキリがありません。
こう言った普通は同世代や周りの人達が経験していないような、刺激や衝撃を受けて、人間としても成長していくのです。
では逆に在籍に務めるデメリットとはなんなのでしょうか?
在籍のデメリット①:罰金やノルマがある
在籍としてお店に籍を置いている以上、罰金やノルマは少なからずどこかで絡んで来ます。
遅刻や欠勤、ノルマ未達成の場合には、店が指定した金額の罰金が科せられる事が多くなっています。
ノルマに関しては、全くないお店も稀に存在します。
でも、無いにしても「指名ちゃんと返してね?」「そろそろ同伴してね?」などの圧力やプレッシャーは必ずついてきます。
精神的には、重たいなと感じる事が多いとは思いますがそんな事を言わせないくらい頑張ってやる。と言う気持ちくらいで頑張ることが大切です。
在籍のデメリット②:お店によっては女性同士のトラブルがある場合もある
夜の世界には何かしらの女性関係のトラブルもついてきます。
指名替えで別の女の子にとられた、ありもしない噂を言われた、ネットに書き込まれた、などなど嫉妬や妬みから生まれるトラブルも多数存在します。
特に、ほとんどの女性はお金を目的に働いているため、このようなトラブルが起こってしまうのは仕方がないと割り切るくらいの気持ちが必要です。
在籍のデメリット③:お客様との色恋に疲れる場合も
メリットであげた『様々な人と知り合える』というものの裏返しになってきますが、長く同じ店に務めるということは、お客様とのやり取りで疲れる場面もたくさん出てきます。
これだけお金を使ったのに
早く抱かせてくれ
プライベーとで会いたい
いつになったら付き合ってくれるの?
キャバクラは疑似恋愛の世界。ここから発生する色恋トラブルは避けようがありません。
ここで、どう対応するかはそれぞれの女性によって様々ですが、様々なお客様がいるということは頭に入れておきましょう。
派遣で働く上でのメリット・デメリットとは
では次に派遣のお仕事のメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。
働き方的には、派遣会社に登録して そこからの紹介で毎回違うお店に行くとうものです。要するにお店 対 自分ではなく、お店対派遣会社で、その先に自分がいると言う感じです。
在籍と比べて、どのような違いがあるのでしょうか?
派遣のメリット①:ノルマや営業はしなくていい
派遣と言う雇用形態のため、 重苦しいノルマやお店からのプレッシャーが一切ありません。
あくまで人員確保のための ヘルプ要員のため、初めから売上の頭数に入れられていません。
つまり、営業メールもしなくていいのです。そのため気軽に働きやすく、 在籍に比べてストレスもかなり少なくなります。
派遣のメリット②:入りたい時に自由に入れる
派遣の場合は、シフトは基本的に自由です。(※登録する会社によって異なります)
在籍の場合だと、入店の際に「週に何日入れるか」と言うのをだいたい決めています。
でも、これが派遣の場合だと週に1度だろうが3カ月に1度だろうが、お店の募集があればどんなに時間が空いても入れます。
こう言った気軽さは、とても派遣の強味でもあります。
派遣のメリット③:人間関係のトラブルに悩まされない
また、派遣は営業メールをする必要がないため、自分の情報や、連絡先を相手に言う必要が一切ないのです。
ですので、お客様にストーカーされた、色恋メールばかりしてくる、家を知られたなどそういったことが起きる心配がありません。
さらには、在籍で挙げたようなお店の中での人間関係のトラブルも一切ありません。
自由に働け、トラブルにも悩まされない派遣キャバ嬢。しかしその反面、もちろんデメリットもあります。
派遣のデメリット①:給料が低い
派遣の場合、在籍と比べると、どうしてもお給料が低くなる事がほとんどです。時給としては、あまり変わらない場合が多いのですが、基本的にバックがつきません。
極端な話、その日お客様に気に入ってもらえ、NO.1になって 一日に指名10本、シャンパンも何本も空けたとしても本来何万円も入るバックは0で、手元に入るのは時給分だけです。
そのため、モチベーションとなるものはなく、ただただお小遣い稼ぎに行くという感じになりがちです。
とはいっても、普通のアルバイトをすることに比べれば何倍も給料は出ますので、気軽にお金を稼ぐにもってこいです。
派遣のデメリット②:早上がりの対象になりやすい
また、年末年始、GW、お盆、クリスマスなどの繁忙期以外は、お店もいつも繁盛している訳ではありません。
なので、待機の女の子が10人居るのに対して、お客様は1.2組と言う状況ももちろんあります。そうなると、来店予定の無い女の子から順に上げられていきます。
そうした時に、やはり一番初めにあげられる対象になるのが派遣の子です。在籍の子と比べて、日々の出勤日数やお店への貢献度が違うので、必然的にそうなってしまいます。
でも早上がりにさせられてしまうと、初めに考えていた日給計算よりも少なくなってしまいますよね。
そうなると「取らぬ狸の皮算用」まさしく、このことわざのような状況が頻繁に起こるのです。
派遣は気軽にお小遣い稼ぎも出来て、社会経験にもなりますが、でもこう言ったマイナス点も少かならずはあるという事を、頭の隅に置いておくと良いでしょう。
ノルマなどは一切なく、自由に出勤可能。お給料も全額日払いとなっています。
どちらを選ぶのかはそれぞれ
いかがだったでしょうか?
派遣と在籍の違い。勤務するお店は同じなのに、貰えるお金やお店からの圧力が全く違うこの2種類。
私としては、どちらもそれぞれの魅力があると思います。なので、どちらの方がオススメだとかはありません。
それぞれの性格や生活に合ったスタイルで、お仕事していって頂ければと思います。