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頑張って働いたのに、給料が入らない⁉︎キャバクラの給料未払いが起こった際の対処法

キャバクラで頑張って働いたのに、給料が入らない⁉︎

あり得ないようなことですが、実際給料の未払いはよくあります。

実例や未払いが起こる理由、どのように解決すればいいのかをご紹介します。

キャバクラの給料未払いが起こった実例を紹介

キャバクラの給料未払いは、どのようにして起こるのでしょうか。実際の例をご紹介します。

ケース1.「退店を伝える時期が遅い」という理由で未払い

本当は事前に伝えてからやめるべきですが、体調不良で出勤できなくなりました。やめたいと申し出たところ「最低1ヵ月前に伝えてもらわないと給料は払えない」と言われました。

ケース2.飛んだら給料を払ってもらえなかった

お店でどうしても耐えられないことがあって、飛んでしまいました。働いていた店は月末締め翌月末払いです。飛んだ月は20日近く働きましたが、その分の給料は支払われませんでした。自分が悪いと分かっていますが、やっぱり納得いきません。

ケース3.経営者が失踪した

いつも通りのある日、出勤したら店がありませんでした。オーナーやスタッフに連絡してみましたが、音信不通。私の給料が支払われることはなく、最終的には諦めました。

キャバクラの給料が未払いになる理由

キャバクラの給料未払いは、決して珍しい話ではありません。

では、なぜそのようなことが起きてしまうのでしょうか。

未払いが発生するよくある理由を見ていきましょう。

店の業績が悪化したから

売上が落ちた店は、女の子に給料が払えなくなる場合があります。

当然ですが、キャストの給料は、お客様が払ったお金から支払われます。

オーナーのお財布から出ているわけではありませんよね。

お客様が来店しないのに、待機している女の子の時給を払わなければならない店は大変です。

売上がないのに経費だけ使っている状態、つまり赤字です。

しばらくはお店の貯金でまかなえても、それが底をつきると給料を支払えなくなります。

店側もどうしようもなくなり、いきなり店を閉めてオーナーやスタッフが失踪することも珍しくありません。

「女の子に給料を支払う」義務から逃げるパターンです。

キャストが退店時のルールを破ったから

キャバクラには、各店舗が独自で定めている退店時のルールがあります。

「やめる時は1ヵ月前に伝えること」などです。

キャストがこのルールを守らなかった場合、「ルール違反」として給料を未払いにされることがあります。

水商売はストレスや人間関係のトラブルが多い仕事です。

急にやめたいと伝えたり、飛んでしまうキャストがたくさんいます。

本来はどんな理由があれ、働いた時間分の給料は支払われるべきですが、女の子の罪悪感をうまく利用して給料を支払わない店は多いです。

給料未払いが起こりやすい業界だから

水商売は給料未払いが非常に起こりやすい業界です。

キャストは正社員ではなく個人事業主なので、トラブルが起きると自分で何とかしなければなりません。

知識がなかったり、対処を面倒に感じて泣き寝入りする女性が多いので、店も強気です。

そもそもグレーな営業をしている店が多いため、未払いのようなモラルに違反する行為も平気でしてしまう傾向にあります。

夜の店は一般企業のように表立っておらず、バッシングを恐れていないのです。

【4ステップ】キャバクラで給料未払いが発生した時の対処法

キャバクラで給料未払いが発生した場合、泣き寝入りしてしまう女性がほとんど。

しかし、労働の対価はきちんと受け取るべきです。

特に大きな金額が未払いだった時は、しっかり請求しましょう。

ステップ1.支払者に催促する

何はともあれ、まずは支払者に催促します。

電話、メール、直接出向く、方法は何でも大丈夫です。

相手は、オーナーや給料を管理しているスタッフでいいでしょう。

給料を支払う気があるのかどうか、そもそも連絡に応じてくれるのか確かめます。

ステップ2.「内容証明郵便」を送る

お店が取り合ってくれない場合、かつ住所が分かる場合は「内容証明郵便」を送ってみましょう。

内容証明郵便とは、郵便局が「手紙の内容を証明しますよ」という郵便方法です。

普通に手紙を送ると「手紙なんて受け取っていない」と相手から言われてしまう可能性があります。

内容証明郵便は、そんな風に逃げられる可能性を低くできます。

法的な力はありませんが、プレッシャーを与えるという意味では効果的です。

相手の態度が変わり、話し合いに応じてくれるかもしれません。

440円で送れるので、金銭的な負担も小さいです。

内容証明について

ステップ3.労基に相談する

労基とは「労働基準監督署」という、政府の機関です。

日本全国に配置されており、企業や事業社が労働に関する法律に違反していないか監視しています。

ここに相談すると、給料を支払ってくれない店に対して勧告(注意)をしてくれます。

労基から指導を受けた店は、給料を支払うよう動いてくれる可能性があるでしょう。

ステップ4.弁護士に相談する

ステップ3まで行動しても解決しないなら、思い切って弁護士に相談するのも手です。

自分で何とかしようとするよりも、プロに相談した方が断然解決が早いです。

「弁護士ってお金がかかりそう……」と心配になりますよね。

そんな時は「成果報酬型」を採用している事務所を選びましょう。

成果報酬型とは、トラブルが解決してからお金を払う仕組みです。

つまり、未払いの給料が支払われてからで構わないということ。

相談するだけなら無料です。

特に未払いの金額が大きい場合は、少し費用がかかっても依頼して取り戻した方が得です。

キャバクラの給料未払いを防ぐための心がけ

キャバクラの給料未払いが発生すると、ちゃんと支払ってもらうのはなかなか大変です。

大切なのは、未払いを事前に防ぐこと。

トラブルが起きない働き方やコツをご紹介します。

大手グループのキャバクラで働く

店舗をいくつも展開しているような大手グループは、個人運営の小さな店と比べると未払いが起きにくいです。

役所にしっかり届け出をしているため、万が一トラブルがあっても所在が不明になることはありません。

資金力、広告力もあるため、売上減少による給料未払いも起きにくいです。

源泉徴収をしてくれる店で働く

源泉徴収とは、従業員(キャスト)の代わりに店が税金を納めてくれること

つまり、源泉徴収をしている店はしっかり納税しているということです。

簡単にいうと「ちゃんとした店」

適当な運営をしている可能性が低いので、給料未払いの不安が軽減されます。

安心材料のひとつとして知っておくといいですよ。

源泉徴収してくれるかどうかは、お店に聞けば分かります。

給与明細にも記載されているので、確認してみましょう。

入店前に店のルールをしっかり確認する

入店前に、店のルールをしっかり確認しておきましょう。

特に退店時のルール確認は必須です。

意地悪な店は「ルールを守らなかったキャバ嬢には給料を払わない」と言い張ることがあります。

やめる女の子に対して給料を払いたくないからです。

ルールをしっかり守ってやめるのであれば、店は何も言えません。

入店時は気分が高揚していて見落としがちですが、後悔しないために必要なことは確認しておきましょう。

飛ばない

水商売では「飛ぶ」が日常茶飯事。

ストレスが限界に達して飛びたくなる気持ちは分かりますが、あなたにとって不利な状況になるのでおすすめしません。

給料をちゃんと受け取りたいなら、飛ばずに円満退職を目指しましょう。

日払いの店で働く

給料日払いの店も未だに多い夜の業界。

日払いの店で働けば、未払いになる可能性は限りなく低いです。

あまりいいことではありませんが、飛んだとしても働いた分の給料は受け取っているので安心です。