世の中には様々なサービス業がありますね。
サービス業というのは、お金と引き換えに、何かのものではなくて、サービスを提供する訳ですね。
物であれば商品の品質の差が、満足度の差を生みます。
でも商品の差は、ある意味では工場をでた時点で決まっている訳ですから、当日お店で差がつくことはあまりないでしょう。
一方、サービス業はどうでしょうか?
サービス内容のメニューは決まっているとしても、実際にお客さまの満足度を決めるのは、その日のそのサービスの提供の時点となる訳です。
ですから当然個人差が大きくでてきます。そしてこのサービス業がシビアにでてくるのが、キャバクラという仕事となります。
では、サービス業の究極の価値ってどうやって決まるのでしょうか?
サービス業の価値とは?
いろんな考え方があるとは思いますが、お客さまが、使ったお金以上の価値があると感じる事が、目安かなと思います。
物を買えばお買い得、お得、買った価値あるなどという感想がでますが、サービス業の場合は、その時間に行った事への満足が出てくるわけです。
では、どのようにすれば、この満足度を上げる事ができるのでしょうか?
満足度の上げ方
私が見てきている中で、長年にわたってお客さまをたくさん掴んでいるキャバ嬢は、とにかく相手に合わせる事を意識していると思います。
例えば他のサービス業であるマッサージ業などを考えてみましょう。
どのコースがいくらというのが決まっているはずですね。
そしてそのコースの中で、何分何をするかも決まっているでしょう。
でも細かい時間とか強さとか揉み方のメニューなどは、お客さまと相談して決めたり、調整したりしますよね。
キャバ嬢も同じですね。決められた時間、隣について、話をしたり、お酒を飲んだり、カラオケを歌ったりして、時間を過ごす事がいわば決められたメニューですね。
でもお客さまがその日店に来た理由は非常に多岐にわたります。
ですから、そのお客さまの必要に応じて、相手にとことん合わせていく事が重要です。
その場の空気を呼んで、盛り上がるなら盛り上がる、じっくり飲むならじっくり飲む、話をしたいならじっくり聞いてあげる、Hな話したいならHな話する、歌いたいなら聞いてあげる、とにかくお客さまが何をしたいかを早く理解して、それに合わせていく事が、同じ時間のサービスの価値を一気に高めていく訳です。
長くお客さまを持ってるキャストが優れている点
長くお客さまを持っているキャストは、2つの面で優れています。
一つは、この相手のニーズをいかに早くつかめるか、二つ目は、いかにそのニーズに徹底的にあわせていけるかの能力なんです。
物を売る訳ではないので、その時の貴女の対応力の差が直接評価を決めてしまいます。
何をしたからいくらではなくて、支払った金額に対して満足度があれば、お客さまはまた来ますが、それがないともう来なくなる訳です。
ですから、とにかく徹底的にお客さまに合わせていく、その日のその時のお客さまの意向にのってかっていくという姿勢が、サービス業としての価値をお客様に提供する事になるのです。
さいごに
いかがでしょうか?
接客の本質は、貴女がどれだけお客さまのニーズをつかんで、合わせていけるかです。
是非上に書いた二つの能力を意識して、値段以上の価値を提供できるように頑張ってみてください。