お客さまとのやり取り、いろいろ気を使う事が多いですね。
我が強すぎても合わないと、嫌われてしまいますし、個性がなさすぎると、印象が残らず覚えてもらえません。
これは特に普段の人間関係においても同じなのですが、どのように自分を出していくのかというのは、とても難しいテーマです。今回はその点を考えてみたいと思います。
来店
初めてお客さまと会うときですね。
これから自分のお客さまになるか、はたまた太客になるか、もしくはフリーで着いただけの客として流れていくのかの、別れ目です。
この時のポイントは、とにかく印象を残す事です。
お客さまは、その日フリーでお店にはいっただけで、数名のキャストと出会います。
他の子とは違う何かの印象を残せないと次につなげる事は難しいですね。
ですから、ここは、名前と、出勤のペースと、お客さまと知り合いになりたいという気持ちを、強めに出していきましょう。
お客さまの応じて徹底的にお客さまに合わせつつ、自分をアピールしてください。
この際、何かの共通点を見つけれると、その後の展開がしやすくなりますので、お客さまとなんでもいいので、共通な点がある事、そしてそれを通して親しくなっていきたいという点をアピールしてみてください。
繰り返しますが、このフリーの中でいかに印象を残せるかが、次につながります。
接客中
とにかく、熱心に話を聞いてみましょう。
目を見たり、頷いたり、少し大げさに驚いたり、笑ったり、貴女の印象を残していきます。
お客さまのカラオケの希望やお酒の希望に注意をはらって、お客さま要求する前に、気がつけるようにしましょう。
お酒のオーダーやカラオケのリクエストなどなど、いかに細かく気配りができるのかを、お客さまは意外と冷静に見ているものです。
そして、お客さまへの関心が伝わるような質問をしてみましょう。
例えば、自分が何か面白いと思う事があって、誰かに話をする場合、どんな風に聴いてもらえると嬉しいでしょうか?
「それでーーー」「どうするの???」「私だったら」こんな風に意欲的に質問されて、話した内容に関心を持ってることがつたわると嬉しいものですね。
同じようにお客さまが何かを話してきたら、ここは自分の話をして、自分を出すのではなくて、とにかく話に合わせていきましょう。
時には自分とは違う考えのお客さまもあると思いますが、否定は、絶対しない。
ここは議論をする場ではないのです。
いかにお客さまが気持ちよく話せるか、この点を意識して自分を抑えて、合わせてみましょう。
交代の時間
ここが腕の見せ所、そこまでの関係にもよりますが、少し自分をだしてみましょう。
圧力と思われない程度に、おねだりして、指名や延長をせがんでみましょう。
どんな風に努力してもダメな時はダメなので、変にいい子ぶるよりは、自分をだしてみてもいいと思います。
ドリンクをせがむとき
これも重要なポイントです。少し自分を出してみましょう。
でも、「のどが渇いた」「私も飲みたいーー」というような自己主張的な言い方よりも、「私も一杯いただいていいですか?」「こんなお酒があるのですが、いかがですか?」というような依頼系の方が、受け入れてもらいやすいかもしれません。
ここもお給料に直接関係するところなので、すこし自分をだして、お願いする感じで、言ってみましょう。
店以外の連絡
ラインやメール、または電話でお客さまと連絡を取る事も多いですし、これがないとそもそも次の来店を取り付ける事は難しいですね。
大切なのは、お店での接点をもたなくても満足と思われるくらい親しくなり過ぎない事と、また続きを店で話したいと思われるくらい関係を保ちづつける事ですね。
ですから、お店よりも、少し自分をだしてプライベート感を出してみたり、はたまたお店の方が、自分を出してる感じで、メールやラインの連絡は苦手という感じで、自分を抑えて感じにする事もできるでしょう。
大切なのは、お店の補完機能として、少し違う形で接してみる事です。
時々ここで気を許し過ぎて、関係が悪化する事もあります。
目の前に相手がいないだけに気が緩んでしまう事もあるので、仕事の一部だという気持ちを忘れずに、送る事が大事です。
さいごに
以上のように、お客さまとのかかわりの中で、どんな場面なのかに応じて、自分の出し方を調整する必要があります。
これは普段の人間関係と同じですが、大切なのは、お客さまとキャストは、プライベート感を出して接しますが、プライベートではないのが、前提なのです。
ですから常にお客さまとの距離を意識しながら、自分をどのように相手にだしていくかを探っていきましょう。