同伴で焼肉に行く機会ってとても多いですよね。同伴だけでなく、アフターで行く方もいると思います。
焼肉は楽しいけれど、自分で調理する必要があるので、お客様に満足して頂けているか心配な方も多いでしょう。
この記事では、キャバ嬢が焼肉同伴する時のマナーや気遣いについて解説します。
・焼肉屋に行く前の準備
・お肉の焼き方と取り分け方
・食べ方
の順にお話しします。
焼肉店に行く前の事前準備
焼肉店に行く時は、事前準備が大切。
お客様に不快な思いをさせないよう、心配りをしましょう。
汚れが目立たない服を選ぶ
焼肉同伴の時は汚れが目立たない服を選ぶのがマストです。
同伴ということで、ついつい可愛らしい淡い色の服を着てしまう方もいるかと思います。
しかし、服に焼肉のタレや油が飛んだら大変です。
シミがついた服を着ているあなたを見て、お客様はテンションが下がってしまうでしょう。
焼肉同伴の時は、黒・紺・茶系の汚れが目立ちにくいカラーの服を選んでください。
また、焼肉はどうしても匂いがついてしまうため、自宅で洗濯しやすい服で行くのをおすすめします。
匂い対策グッズを準備しておく
とっても美味しい焼肉ですが、どうしても気になるのが匂いですよね。服はもちろん、髪の毛にも匂いがつきますし、口臭もひどくなります。
同伴のお客様を不快にさせてしまうし、そのまま出勤すると他のお客様からも嫌がられるかもしれません。
焼肉同伴の時は、匂い対策グッズを持っていくようにしましょう。
- ミントタブレット
- ヘアスプレー
- 携帯用ファブリックミスト
- 携帯用マウスウォッシュ
- 制汗シート
全て持ち歩くのは大変なので、可能であればお店のロッカーに置いておき、出勤してから使うのもいいですね。
特にミントタブレットはバッグに忍ばせておくと重宝します。
お客様にあげることもできるので「気が利く子だな~」と思われますよ。
自分の上着はお客様の上着より手前に
上着を着ている場合は、必ず脱いでハンガーにかけておきましょう。
上着を着たまま食事をするのは、どんなシーンであってもマナー違反です。
もしお客様の上着と自分の上着を同じ場所にかける場合は、自分の上着が手前側にくるようにしましょう。
というのも、お客様の上着に匂いがつくのを少しでも軽減するためです。
自分の上着でお客様の上着を守るということですね。
肉の焼き方
次に、肉の焼き方についてのマナーを見ていきましょう。
塩系の肉から焼く
肉を焼く順番にもマナーがあるってご存じでしたか?
基本的に、塩系のさっぱりした肉から、タレ系のこってりした肉にシフトしていくのが正しいマナーです。
先にタレ系の肉を焼いてしまうと、網が焦げて汚れます。その網で塩系の肉を焼いても、味が混ざるし美味しくないですよね。
色々な肉をバランスよく堪能するために、さっぱり→こってりに移行すると覚えておきましょう。
海鮮系の食材はカルビの前に焼くのがベストです。
【焼き方の例】
タン塩→海鮮系→カルビ→ハラミ→ロース
網が汚れたら交換してもらう
肉を焼く順番に気を配っていても、どうしても網は汚れます。
網が汚れたら、タイミングを見て店員に交換してもらってください。
綺麗な網で焼いた美味しい肉をお客様に食べて頂きたいですね。
必ずトングを使って焼く
肉を焼く時は、必ずトングを使います。生肉を直箸で触るのは、食中毒の原因です。
焼けた肉を取り分ける時は、取り箸を使います。
この時もあなたの箸で取り分けないよう気をつけてください。
家族と焼肉をする感覚でいると、ついついクセでやってしまいがちです。
一気に焼かない
網に次々と肉を乗せて焼いていくのは、一見気が利くように見えてNG行為です。
肉がどんどん焼けるとお客様は食べるのに焦ってしまい、ゆっくりと食事を楽しめません。
食べるのが追いつかず肉を焦がしたり、ベストな状態で食べられなかったりします。
肉は一気に焼かず、お客様のペースを見ながら網に乗せていくようにしましょう。
肉をひっくり返すのは1回だけ
肉の焼き加減は難しいところかと思いますが、ひっくり返すのは1回にとどめるようにしましょう。
片面は焦げ目がつくまでしっかり焼き、もう片面は軽くあぶる程度に焼くようにすると美味しくできます。
では、次は焼けた肉を取り分ける際のマナーについてご紹介します。
肉の取り分け方
肉が焼けたら、いよいよ実食です。
お客様に美味しく味わって頂くための取り分け方を見ていきましょう。
お客様が食べたいかどうか聞く
焼けた肉を勝手にお客様の皿に乗せるのはNGです。
その肉を食べたい気分ではなく、サラダやキムチを食べようとしているかもしれませんよね。
お腹が膨れてきて、ちょっと休憩したい場合も考えらます。
肉が焼けたら「焼けましたが、いかがですか?」「このお肉、召し上がりますか?」など、相手が食べたいかどうか確認するようにしましょう。
どの皿に乗せるか聞く
一般的な焼肉店は、タレ・レモン・塩の皿が用意されています。
何をつけて肉を食べるかは、人によって好みが分かれます。
お客様の皿に肉を乗せる時は「どちらの皿に置きましょうか?」「何をつけて召し上がりますか?」「このお肉、タレでよろしいですか?」などと聞くようにするといいですね。
お客様は自分好みの肉を味わえます。
ネギが乗っている肉は折りたたんで皿に乗せる
ネギが乗っている肉があると、どのように焼いていいか迷いますよね。
基本的には、片面だけ焼いて、トングでネギを包み込むように肉を折り畳み、お皿に乗せるのが正解です。
ネギが網に落ちてしまうと焦げてしまうので、気をつけて取り分けるようにしましょう。
綺麗な肉の食べ方
意外と綺麗に食べるのが難しい肉。
美しく見える食べ方を知りましょう。
タレをつけすぎない
焼肉のタレは美味しいですが、つけすぎには注意です。
箸のマナーでタブーとされているものに「涙箸」というものがあります。
これは、箸で掴んだものから汁やタレをぽたぽた垂らして食べることです。
見た目に美しくないばかりか、洋服に飛んでしまう恐れがあります。
タレは少量つけるように意識し、もし肉がタレの中にたっぷり使ってしまったなら、皿のふちで落とすようにするといいですよ。
口元は懐紙で拭く
口元が汚れた時に、おしぼりを使っていませんか?
実はそれ、マナー違反なんです!おしぼりは、手をふくためのものです。
口や顔を拭いてはいけません。口元が汚れたら、店に置いてある紙ナプキンを使いましょう。
ただ、紙ナプキンはファミレスや大衆焼肉店にはありますが、高級店にはないことも。
このような場合に備えて「懐紙」をひとつ持っておくと安心です。
懐紙とは、文字通り「ふところに入れる紙」です。
着物がまだ一般的だった頃に、常に懐に入れて持ち歩き、現代のポケットティッシュやハンカチのように使用していました。
この懐紙を使って口元を拭くと、とても上品に見えます。
懐紙は口元を拭くだけでなく、
- 魚の骨やエビのしっぽなどを隠す
- 手を拭く
- 汗を拭く
- あぶら取り紙として使う
- メモに使う
- ぽち袋として使う
- 和菓子の敷き紙として使う
など、様々な使い方ができる便利
そっとカバンに忍ばせておくと、ふとした瞬間に粋な大人の女を演出できますよ。
古くからのマナーですが、最近は可愛いデザインの懐紙がたくさんあるのです!
持っているだけでときめくし、デキる女性になれるし、一石二鳥ですね。