キャバ嬢は同伴でお寿司を食べに行くことが多いですよね。
高級店だとマナーやしきたりが心配で、敷居が高いと感じる方も多いはずです。
高級寿司店での振る舞いやお寿司の正しい食べ方を知り、同伴で恥をかかないようにしましょう。
今回は、寿司同伴のマナー編。
来店前に確認しておくべき前提知識と、入店から着席までの流れをご説明した上で、寿司の綺麗な食べ方についてご紹介します。
来店前に注意すべきこと
勝負は寿司屋に行く前から始まっています。
いくら食べ方が綺麗でも、それ以前にNG行動をしてしまうと印象が悪くなってしまいます。
来店する前に知っておくべきことを確認しておきましょう。
事前の予約は必須
同伴だとほとんどの方がいつも予約をしているかと思いますが、高級寿司は特に予約必須です。
いきなり入店して、しっかりお寿司を振舞ってもらえることはまずありません。
電話対応も丁寧にするようにしましょう。
電話の雰囲気で、店側のおもてなしが変わるということも実際あるようです。
予約の時点でお客様の苦手なものを伝えられれば、さらにいいですね。
同伴するお客様の満足度を最大限まで高められるよう、予約の段階から気合いを入れていきましょう。
香水はNG
キャバ嬢をしていると、店の感覚で香水をしっかりつけてしまいがち。
しかし、せっかくの美味しいお寿司の味を台無しにしてしまう可能性があるので、香水はNGです。
寿司は味覚だけでなく、わさびや笹、ゆずなどの香りも楽しむもの。
香水の香りでそれを打ち消してしまっては、他のお客様にも迷惑をかけてしまいますよ。
写真は一言断りをいれる
高級寿司に行くなら、写真を撮ってSNSやブログにアップしたいと考えますよね。
にぎわいのあるカフェやバーなら問題ありませんが、高級寿司店での無断撮影は控えた方がいいでしょう。
静かにゆっくりと味わっている他のお客様が不快に思いますし、写真を勝手に公開されるのは店の方にとっても気持ちいいものではありません。
撮影する際は「写真を撮ってもよろしいですか?」と一言断りを入れるのが、デキるキャバ嬢ですね。
お客様からの印象もアップしますよ。
入店から着席まで
来店前の注意事項を確認しておき、いよいよ当日!入店から着席までも気を抜いてはいけません。
流れを確認しておき、もたつかずスムーズに席に着くことを目指しましょう。
予約時間ぴったりに入店する
予約時間より少し早めに来店したり、少し遅れて来店したりしないようにしましょう。
18時に予約したなら、18時に来店するのがベストです。
高級寿司店は目の前で握ってくれるというパフォーマンス付きです。
入店が早すぎると、まだ準備中かもしれません。
遅れてくると、同じ時間に予約していた人とのスタートに差が出て、お店の方は迷惑です。
普通のレストランの感覚とはちょっと違うことを頭に入れておきましょう。
荷物や上着は店員に預ける
入店したら、大きな荷物や上着は店員に預けましょう。高級店であれば、店員の方から声をかけてくれるはずです。
寿司屋に限ったことではありませんが、上着やコートを着たまま食事をするのはマナー違反。
足元に大きな荷物があるのは景観を壊すし、サービスの邪魔になるため、必ず店員に預けてください。
貴重品が入ったバッグは自分で持っておく
大きな荷物は預けるべきですが、貴重品が入った小さなバッグは自分で持っていても構いません。
この時迷うのがバッグを置く場所ですよね。
バッグの種類によって、置く場所が変わります。
小さめのハンドバッグ…椅子と背中の間に置く
床に置けるタイプのバッグ…自分の左足元に置く
空いている椅子があれば、そちらに置いても構いません。
どんなに小さいバッグでも、食事をするテーブルやカウンターに置くのは絶対にNG!
椅子の背もたれにバッグの取手を引っかけるのもマナー違反ですので気を付けましょう。
時計やブレスレットを外す
カウンターに着席する時は、腕時計やブレスレットなどのアクセサリーは外しておきます。
高級寿司店のカウンターは、一枚板と呼ばれる大きな木の板でカウンターを作られていることが多いです。
とても高価で貴重な木材なので、傷をつけてはなりません。
時計やブレスレットなど金属製のアクセサリーは、板を傷つける可能性があります。
外してカウンターに置くか、バッグにしまっておくようにしましょう。
スマホをマナーモードにする
着席したら、スマホはマナーモードに設定します。
店内のお客様は、寿司を食べるだけでなく、板前さんが寿司を握るパフォーマンスも楽しんでいるのです。
職人技に酔いしれている時にスマホが鳴ったら、雰囲気が悪くなりますよね。
電源を切る必要はないので、音が鳴らないように設定してください。
ここからはいよいよ、実食編です。寿司の綺麗な食べ方についてご紹介します。やってはいけないNGな食べ方も解説しますので、併せてご覧ください。
綺麗な寿司の食べ方
美しい寿司の食べ方にはルールがあります。一度覚えてしまえば、難しいことはありませんよ。
1.食べるのは箸でも手でもOK
高級寿司は手で食べるのが正解だと思っている方も多いですが、実際は手でも箸でも、どちらでも構いません。
自分が食べやすい方で食べましょう。
ちなみに、手で食べる時は親指・人差し指・中指の3本の指で掴むようにして食べてください。
2.ご飯ではなくネタに醤油をつける
お寿司には醤油をつけますよね。
この時、シャリではなくネタの方に醤油をつけましょう。
シャリにつけると、寿司が崩れやすくなったり、醤油皿がご飯粒で汚れたりしてしまいます。
寿司を少し横に傾けると、上手にネタにだけ醤油をつけられます。
3.軍艦はガリ・きゅうりに醤油をつける
ねぎとろ、うに、いくらなどの軍艦巻きは、斜めに傾けるとネタが崩れやすいです。
そこで、ガリや添えられているきゅうりに醤油をつけ、それをハケのようにして軍艦に塗る方法をおすすめします。
軍艦が崩れる心配もありませんし、適量の醤油をつけられますよ。
4.一口で食べる
寿司は必ず一口で食べましょう。
お寿司に限らず、和食は「かじる」「かみ切る」という仕草はマナー違反とされています。
箸で割るのもNGなので、気をつけてください。
5.「おまかせ」「おきまり」は左側から食べていく
おまかせ…店のおすすめをいくつか選びだしてもらうこと。予算もおまかせなので会計額は最後まで分からない
おきまり…あらかじめ値段設定があり、その中で決められた寿司を出される。
「おまかせ」や「おきまり」を頼むと、綺麗にお寿司が並べられて出てきます。この時は左側から食べるのが美しい食べ方です。
寿司は通常、左から右に向かって味が濃くなるように並べられています。
最初から味の濃い寿司を食べると、さっぱりした寿司の風味が分からなくなってしまいます。
「どれから食べようかな~♪」と悩んでしまいがちですが、実は食べ順は決まっているんですね。
6.箸は箸置きに戻す
食事中に箸を置く時は、箸置きに戻すのが正しいマナーです。
ゲタ(寿司が乗っている木製の台)の上や汁物が入ったお椀の上に箸を置くのは「渡し橋」と呼ばれるマナー違反行為です。
箸置きがない場合は、箸袋を折りたたんで即席箸置きを作りましょう。
醤油皿に箸の先端を乗せるのも問題ありません。
NGな寿司の食べ方
次に、やってはいけないNGな寿司の食べ方を見ていきましょう。
これをすると板前さんから眉をひそめられるかもしれません。お客様からの印象も悪くなってしまうので、よくチェックしてくださいね。
1.ゲタをカウンターからおろす
板前さんは、自分とお客様の手が届くちょうどいい位置にゲタを置いてくれます。
これをカウンターからおろしたり、位置をずらしたりすると寿司の提供がしにくくなってしまいますので、動かさないようにしましょう。
2.醤油にわさびを溶かす
醤油にわさびを溶き、それに寿司をつけて食べる人をよく見かけますが、マナー違反です。
醤油皿が汚れてしまうし、わさびの辛みと香りが飛んでしまうからです。
わさびは、ネタの上に載せて食べるようにしましょう。
3.ネタをシャリから剥がして醤油をつける
ネタをシャリから剥がして醤油をつけるのはNGです。
「ネタにだけ醤油をつけるなら、剥がせば簡単じゃん!」と思ってこのようにしてしまう人がいるのですが、見た目が美しくありません。
4.食べる時に手の平を添える
醤油をつける時に、こぼれるのを恐れて手のひらを皿代わりにして口に運ぶ人をよく見かけますね。
しかしこれはご法度です!
こぼしてしまいそうなら、手を添えるのではなく醤油皿を持ち上げましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
普段何気なく食べているお寿司にも実はこれだけのマナーが隠れているのです。
ほとんどの女性は意識していないことばかりだと思います。
だからこそ、以上の内容マスターして、できる女性を目指して見てくださいね。