中華と聞くとフレンチや和食よりもカジュアルな印象があるかと思いますが、格式高い高級中華料理店も数多く存在します。
キャバ嬢をしていると、同伴で中華を食べる機会もあるでしょう。
定食が出てくるような庶民的な店なら、かしこまったマナーを意識することはありません。
しかしハイクラスな店であれば、正しいマナーを実践したいですよね。
フレンチや和食のマナーを必死で覚える人は多いですが、中華料理のマナーを熱心に学ぶ人は少ないです。
今回は、ノーマークになりがちな中華料理のマナーをご紹介します。
いつ「中華を食べよう」と同伴に誘われてもいいように、勉強しておきましょう。
円卓のマナー
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中華料理といえば円卓ですよね。大人数で食事する時は、円卓を使うことが多いです。
普段使い慣れないだけに、正しいマナーを知らない人は多いでしょう。
まずは円卓のマナーを見ていきます。
上座はドアから一番遠い席
デキるキャバ嬢の皆様は、同伴の時は常に上座・下座を意識しているでしょう。
円卓の場合だと、どこが上座になるのでしょうか。
中華の場合も、ドアから一番遠い席が上座になります。
他の料理のジャンルと変わりませんね。
そこから時計回りにドアに近づくにつれて、下座になっていきます。
回転台は時計回り
円卓の回転台は、時計回りに回します。
自分の料理を取ったら次の人へ回す、という動作が基本です。
目上の方から順に料理を取っていく
目上の方から順に料理を取ってもらいましょう。
全員に料理が行き渡ったことを確認してから、食べ始めます。
この時、気を利かせてお客様の分を取り分けるのはNGです。
中華料理は、自分の分は自分で取るのが基本です。
料理を立って取らない
自分の食べたいものが奥の方にあるからといって、立って取るのはマナー違反です。
必ず回転台を回して、自分の正面に料理を持ってきて取りましょう。
自分の皿やグラスを円卓に乗せない
回転台の上は、共有スペースになります。
乗せていいのは、大皿料理・調味料・急須(きゅうす)など。
自分の取り皿や食べ終えた後の皿、グラスを乗せる場所ではありません。
食べ方のマナー
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円卓の使い方が分かったら、中華料理の食べ方をチェックしましょう。
中華料理には種類がたくさんあって、全てを覚えるのはかなり大変です。
ここでは「これさえ知っていればとりあえずOK」というものだけをまとめました。
取り皿は一料理に一枚
中華料理では、料理によって取り皿を変えるのがマナーです。
他の料理の味と混ざってしまわないようにするためです。
取り皿は何枚使ってもかまわないのです。
円卓に新しい取り皿がなくなりそうになったら、お店の方に声をかけましょう。
常にテーブルの状況をチェックしているキャバ嬢のみなさんなら、得意かもしれませんね。
取り皿は置いたままにする
中華料理はなんとなく和食に近い感じもするので、お皿を持ち上げて食べるのが正解だと思っている方もいるかもしれません。
しかし、中華料理では皿を持ち上げずに食べるのが正しいマナーです。
スープも味噌汁のように口をつけて飲むのではなく、レンゲを使って食べます。
円卓上のお皿から料理を取る際も、取り皿を持ち上げず置いたままで取るようにしましょう。
中国茶を楽しむ
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中華料理に欠かせないのが中国茶です。
たいていの場合、大きな急須(きゅうす)で出てきます。
お客様と距離が近いなら、注いであげるのがいいでしょう。
日本茶の時と同じく、ふたを押さえて両手で注ぎます。
お茶がなくなったら急須のふたをずらして置いておくと、お店の方が気づいておかわりを持ってきてくれます。
「中華料理は食べ残すのがマナー」は変化しつつある
「中華料理は少し食べ残すのがマナー」と聞いたことがあるのではないでしょうか。
これは「お腹いっぱい」ということをお店の方に示すためといわれています。
これは現状、中国では変わりつつあるマナーです。
摘要されるのはフォーマルな場のみで、普段の食事では完食することも普通にあります。
2021年には、中国で過度の食べ残しを禁止する法律も可決されました。
未だに賛否両論ある問題ですが、普通に同伴で食事をする分には、完食したからといってマナー違反に当たることはないといえますね。
ひとクセある中華料理のマナーを理解しよう!
日本人の感覚だとちょっと風変わりな中華料理のマナー。
マナーというものは、その国の料理を最も美味しく食べるためにあるといえます。
今回ご紹介したルールだけ覚えていれば、食事を美味しく頂けますし、同席の方を不快にする心配もなくなりますよ。