フレンチよりもカジュアルなイメージがあるイタリアン。
同伴・デート・友人とのランチなど、普段から食べる機会が多い分、間違ったマナーで食べていると目についてしまいます。
今回は、意外と知らないイタリアンのマナーをご紹介します。
間違って覚えているマナーがあるかもしれないので、要チェックですよ!
基本的にはフレンチのマナーと同じ
イタリアンのマナーは、フレンチのマナーと基本的に同じです。
フレンチのマナーに自信がない方は、先にこちらを読んで店での振舞い方を勉強してくださいね。
イタリアンとフレンチで違うマナー
イタリアンのマナーは基本的にはフレンチと変わりませんが、少しだけ異なる部分もあります。
イタリアン独自のマナーだけ頭に入れておけば、無駄な労力を使わずに覚えられますよ。
手づかみOK
フレンチは手づかみで食べるのはNGですが、イタリアンにおいては食べにくいものはOKとされています。
ピザなどは、手づかみで食べてもOKです。
食材はフォークの背に乗せて食べる
フレンチでは、フォークの背を使うことはNGですが、イタリアンではOK。
左手に持ったフォークを半回転させる必要はありません。
食後のカトラリーは縦に置く
フレンチでは「ごちそうさま」の合図として、フォークとナイフを右下に斜めに揃えておきます。
しかしイタリアンでは、食べ終わったらナイフとフォークを縦にして並べるのがマナーです。
イタリアン料理の食べ方
イタリアンの各料理の食べ方を学びましょう。
パスタの食べ方
日本ではパスタを食べる時にスプーンとフォークを使って食べる方が多いですが、本場のイタリアンレストランではフォークだけで食べるのがいいですね。
スプーンとフォークを使うとなんとなく上品に見えますが、イタリア人でスプーンを使ってパスタを食べる人はいません。
フォークで一口分をくるくる巻き付け、綺麗に口元に運びましょう。
ペンネのようなショートパスタは、フォークですくったり刺したりして食べます。
ですので日本でも、本場のイタリアンの雰囲気を取り入れたようなお店ではパスタが出てくる際にスプーンは出てきません。
スープパスタの場合はスプーンも出されますが、フォークと同時に使うことはありません。
パスタをフォークで、スープをスプーンで、別々に食べましょう。
ピザの食べ方
ピザは、最高級のイタリアンレストランでは出てきませんが、カジュアルなイタリアンだと必ずといっていいほどメニューにありますね。
食べる時は、家でやるように最初に全部切り分けるのではなく、1カットずつ切り分けます。
ナイフとフォークで食べても、手で食べてもどちらでもOKです。
残ったチーズや具はそのままだと見栄えが悪いので、フォークですくって綺麗に食べましょう。
リゾット
チャーハンやおじやを食べる感覚で、リゾットもスプーンで食べる方が多いと思います。
しかし実は、リゾットは本場ではフォークで食べるものなのです。
意外かもしれませんが、フォークで食べる方が大きく口を開けなくてもいいので、上品に見えます。
魚介類やお肉などのトッピングも、フォークの方が刺して食べやすいですよね。
スプーンはご飯ものに使うのではなく、スープを飲むものだと覚えておきましょう。
イタリアンもフレンチも基本は同じ!違いだけ頭に入れよう
フレンチのマナーも、イタリアンのマナーも、基本的には同じです。
入店から着席のマナー、店内での振る舞い、ナプキンの使い方、基本的なカトラリーの扱いに違いはほぼありません。
ただ、料理が違えばそれに応じたマナーが出てくるもの。
それぞれ1から覚えるのではなく、違っているところだけを覚えることで、無駄なエネルギーを使わずにマナーを身に付けましょう。
イタリア料理はファミレスなどでも食べられるので、普段の食事で練習しておくことをおすすめします。