男性が、女性との交流を意図して、接点を求める。
このニーズを満たすためのビジネスとしていろいろなサービスがあります。
キャバクラはまさにそのサービスの一種と言えるわけです。
お客さまとの距離や性的サービスの程度などで色々な種類に分かれていきます。
さてこの点で、最近よく聞くようになってきたサービスに「パパ活」といわれるものがあります。
所謂「○○活」が、たくさんあり、「パパ活」はその中の一つとして並べて称されますが、これが実は、キャバクラをはじめとするナイトワークの強力なライバルとなりうる可能性があるのです。
ナイトワークの中に分類されるサービスは、基本的にはお店での出会いが設定されています。
ですから基本的にお店という空間での、接点がスタートとなる訳ですね。
しかし、お客さまにとっては、お気に入りの女性が見つかれば、必ずしも、お店という空間は必要ではなくなります。ですから、店外での接点を求めようとしてきます。
その感情を上手く利用して、お店側が考えだしたのが、店の前と後に、店外での接点をゆるす同伴とアフターという制度だと思います。
さて、このパパ活というのは、身体の関係があるがないかで、2種類に分かれるようですが、いわば、お店での接点を持たす事で、ビジネスとして成立するナイトワークから、お店での接点を省略したマッチングサービスという事ができます。
もともと有名なホステスさんなどは、お客さまとゴルフに行ったり、旅行にいったり、身体の付き合いなども提供する事がある訳ですが、これはあくまでも、お店に来てお金を使うという大条件がありますが、「パパ活」はそこを取っ払って、いわば店外デートだけを切り離したサービスな訳です。
さらにキャバクラと競合しそうな要素としては、この分野では、もともとデートクラブとか愛人サービスといわれるようなサービスがありましたが、
「パパ活」の相場はそれら、かなりの資産家が対象とサービスと比べて、金額的にも、キャバクラに行く層が、1-2時間で使う金額とあまり変らないレベルでも、成立していくという事です。
ですから客層としては、よほどお店にこだわりがない限り、かぶってきます。
では「パパ活」でなにをするのかというと、これは特に決まりがないようです。
同伴やアフターに違い食事や飲みなどもあれば、映画や買い物、旅行などもあるようですが、同意があればなんでもokとの事ですので、
お店の中での接客という縛りが、とれますので、お客さまにとっては、自由度が高いので、魅力的に映るのかもしれません。
キャバクラからの客足が減ってきているという観察もある時代ですが、今後もいろいろな類似サービスがでてくる可能性がありますね。
以上のように、お店を中心において、前後の前半とアフターさらには、おまけの店外デートというビジネスモデルのうちの、店外デートだけを、切り出して、
金額はキャバクラ並みで提供するという「パパ活」、今後じわじわとキャバクラの牙城に切り込んでくるか、注目です。